◆コンセルヴァトーリオ名古屋二期会オペラ研修所2025年度4月開講予定 第53期生募集
募集人員:各コース約8名(最小開講人数4名)
受験資格:音楽大学卒業生(短大を含む)、または同等の実力を有する者 

◆コンセルヴァトーリオ名古屋二期会オペラ研修所2025年度 聴講生募集
2025年度コンセルヴァトーリオ授業の聴講が一般の方も可能です。
授業日程等はホームページに掲載されます。
変更のある場合もございますので聴講前にはホームページまたはお電話でご確認の上ご参加ください。
聴講料:2,000円/1回(名古屋二期会会員・準会員は1,000円/1回)

講 師

辻 博之(conductor)

©︎深谷義宣 / auraY2

京藝術大学音楽学部声楽科在学中から、オペラ指揮者としての研鑽を積み、2017年オーケストラ・アンサンブル金沢定期公演にデビュー。その後も、九州交響楽団、兵庫芸術文化センター管弦楽団、読売日本交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、札幌交響楽団等と共演を重ねる気鋭の指揮者である。
2021年には東京藝術劇場シアターオペラ、團伊玖磨《夕鶴》を指揮し、『音楽現代』誌に「活躍を期待する指揮者」として取り上げられる。また、新国立劇場オペラ研修所公演《悩める劇場支配人》はイギリス『オペラ』誌上で「優雅かつ的確な細やかさで、チマローザの音楽に脈々と流れる歓喜を引き出した」と評され、オペラ指揮者としての頭角を表している。
舞台作品への劇音楽の作曲や、クラシック以外のアーティストとの共演等、垣根の無い音楽活動も積極的に行う他、幼児や子供との音楽活動に力を注ぎ、千葉県文化振興財団との幼稚園出張コンサートは10年で100公演以上を数える。楽しいお話を交えた家族で楽しむコンサート、赤ちゃんと一緒に参加できる合唱団等、〈音楽を未来と繋ぐ活動〉にも力を注ぎ続けている。

相可 佐代子(Mezzo Soprano)

 

名古屋音楽大学声楽科卒業、同大学院修了。2001年パリ市立シャトレ劇場研修生として渡仏。同劇場において様々なオペラやコンサート等研鑽。2003年エコールノルマル音楽院よりベスティギ、ルーセル奨学金を受け、高等演奏家ディプロムを審査員満場一致で取得。帰国後も『カルメン』(タイトルロール)『ナクソス島のアリアドネ』(作曲家)など多数のオペラに出演。ベートーヴェン『交響曲第九番』等ソリストも務める。また京都市立芸術大学、名古屋音楽大学、愛知県立芸術大学各講師として後進の指導にもあたる。NHK-FM『名曲リサイタル』出演。津市文化奨励賞。リサイタルにおいて2014年名古屋音楽ペンクラブ賞、2010年、2018年には名古屋市民芸術祭賞受賞。名古屋二期会会員。

基村 昌代(Soprano)

愛知県立芸術大学卒業、同大学院修了。ドイツ国立デトモルト音楽大学に留学。滋賀県立芸術劇場びわ湖ホールで活動の後、ミラノにて研鑽を積む。日本音楽コンクール入選、世界オペラ歌唱コンクール「新しい声2001」ドイツ本選にて審査員全員一致でYOKOSUKA賞(特別賞)など受賞。これまでにニーベルングの指輪「ワルキューレ」「ジークフリート」「神々の黄昏」のブリュンヒルデ役をはじめ数多くのオペラに主演。ベートーヴェン「交響曲第九番」、マーラー「嘆きの歌」「復活」、オルフ「カルミナ・ブラーナ」等ソリストを務める。国外ではブルガリア・ソフィア芸術祭、イタリア・サンタ・フィオーラ第5回国際音楽フェスティヴァルのほか、ドイツ・イタリアの各地にてコンサートに出演。現在、桜花学園大学准教授、名古屋音楽大学講師、滋賀県立芸術劇場びわ湖ホールソロ登録メンバー、東京二期会会員。

中井 亮一(Tenor)

名古屋芸術大学声楽科首席卒業、同大学院修了。NPOイエローエンジェル(CoCo壱番屋創始者宗次徳二氏名創設)より給付金を受け05年に渡伊、ミラノ音楽学校を経て08年ミラノ・スカラ座音楽院オペラ研修所修了。この間、スカラ座、フェニーチェ歌劇場、ヴェネツィア国際音楽祭、RossiniOperaFestival等に出演。帰国後は藤原歌劇団の主役級テノールとして「ドン・ジョヴァンニ」「ランスへの旅」「夢遊病の女」「椿姫」「夕鶴」など同団本公演11作品に出演。新国立劇場本公演の「愛の妙薬」(2022年)をはじめ「ドン・パスクワーレ」(新国立劇場制作京都公演)、「セビリアの理髪師」(日生劇場主催/兵庫芸文主催)「ファウスト」(関西二期会本公演)、「魔笛」(いずみホール主催)、「ホフマン物語」(名古屋二期会本公演)など、全国主要劇場で出演を重ねている。CD「日本の心を歌う」(レコード芸術誌準特選盤)発売中。

森 雅史(Bariton)

国立音楽大学卒業。東京芸術大学大学院修了。新国立劇場オペラ研修所修了。第19回イタリア・サンタ・マルゲリータ・リグレ国際声楽コンクール第2位。第39回イタリア声楽コンコルソ・シエナ大賞(部門第1位)受賞。文化庁派遣芸術家在外研修員としてミラノ留学を経て、ボローニャ歌劇場付属オペラ研修所に在籍し、ローム・ミュージック・ファンデーション研究生として助成を受ける。同歌劇場他、イタリア国内ではナポリ・サン・カルロ歌劇場、カリアリ歌劇場をはじめマルティーナフランカ・オペラフェスティバルにもソリストとして出演を果たす。2011年ボローニャ歌劇場来日公演、ベッリーニ『清教徒』に出演。ドイツ・ドレスデン州立歌劇場(ゼンパー・オーパー)ユンゲス・アンサンブルメンバーとして在籍し、様々なオペラ作品に出演。『第7回 岩城宏之音楽賞』受賞。『第35回 とやま賞(文化芸術部門)』受賞。東京二期会会員。現在、名古屋音楽大学准教授。

西川 文紀(景山紀子)(日舞)

西川里喜文師に5歳で入門。7歳で中日劇場にて「お染久松」で初舞台。 1988 年、日本舞踊西川流名取・師範職となる。 1998 年、日本舞踊の会「紀和会」発足・主宰。 劇場での舞踊公演だけでなく、「白鳥庭園内・清羽亭」「古川美術館分館・為春亭」「揚輝荘・ 聴松鶴」等で、独自の演出で舞踊公演を開催する。 名古屋二期会オペラ「宗春」では、所作指導・振付を担当。創作オペラ「雪おんな」では演出を 務める。 また、俳優養成所「劇塾」一期生(1985 年)として入塾し、演劇を学び、俳優としても多くの 舞台・映像に出演する。 その他、他ジャンルとのコラボレーション、劇中の振付や、演劇の講師としても活動。

◆聴講される方は、始まる20分前までに会場へお越しいただき、事務局で聴講料のお支払いをお願いいたします